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サプリメント

 

世界各地に自生地があるが、日本で主に栽培されている系統は、ブラジル原産の
アガリクス・ブラゼイ(和名カワリハラタケ)と呼ばれていた系統です。

 

日本では1970年代から人工栽培され、ヒメマツタケとして販売が始まりました。
その後、研究機関から抗腫瘍効果(免疫療法)や血糖値降下作用等が報告され、
注目が集まりました。

 

発売当初はかなり高価なものでしたが、1990年代に栽培方法が確立され手に入
りやすい価格になりました。

 

1990年代アガリクスブームが始まり、サプリメントとして乾燥キノコや抽出エキス等
が販売されるようになり、日本国内で300億円以上とも言われる巨大な市場を形成しました。

 

そして、「アガリクスによって『癌が治った!』」というような本も多数出版されています。
原料は子実体と菌糸体のどちらが、抽出方法は酵素処理法と熱水抽出法どちらがいいかなど
確実な事はわかっていません。

 

アガリクスと称して売られているものの中にはハラタケ属のキノコであってもニセモリノカサ
でないものも多数流通しています。

 

 

アガリクスの効果

 

信頼できる科学的なデータはなありませんが、免疫賦活作用からがん予防・抗が
ん作用があるとして、日本ではサプリメントとして広く服用されていました。

 

一般に食品として販売されており、医薬品等とは異なり効能効果を標榜すること
はできません。

 

免疫の働きを活発にする可能性があます。

その結果として、癌の発生予防や増殖抑制が期待され、また癌治療に伴う副作
用の軽減免疫賦活作用による薬剤治療の効果の促進が望めると謳われている
こともあります。

 

アガリクスの有益な効果については、以下に示すような予備的なヒト臨床試験・動
物臨床試験等の研究報告があります。

 

2004年に子宮頸がん等の患者に化学療法実施中の副作用の発現頻度や免疫
機能を調べるヒト臨床試験(RCT試験)を実施し、その結果、副作用の出現
頻度に関して、アガリクス・ブラゼイを摂取した患者の方が、偽薬を摂取し
た患者に比べて、症状の改善が認められたと報告されています。

 

また免疫機能の評価に関しては、抗がん剤の投与が始まってから3週間目と6
週間目のNK細胞の細胞傷害活性が、アガリクス・ブラゼイを摂取した患者の方
が、偽薬を摂取した患者に比べて、有意に上昇していたと報告されています。

 

動物試験においては、ビーグル犬に対して2Gy・5Gy放射線照射時に、免疫の低
下を抑制した学術文献が発表されています。