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難消化性デキストリンとは

難消化性デキストリン(なんしょうかせいデキストリン)とは、人の消酵
素によって消化されない、難消化性のでんぷん分解物です。

難消化性デキストリンは、熟した果物などに含まれている水溶性食物繊維の一種
であり、食後の血糖値の急激な上昇を抑えます

食品工業では、とうもろこしの澱粉分解物からつくられた難消化性デキストリン
が流通しています。従来は、消化されず役に立たないものとされてきましたが、
近年その有効性がわかってきたため、食品工業的に生産されるようになりました。

日本人の食生活が欧米化し、食物繊維の役割が重視されるようになったため、不
足しがちな食物繊維を補う目的で作られました。難消化性デキストリンは、低粘
性・低甘味で溶けやすく、水に溶かした場合はほぼ透明、耐熱性・耐酸性に優れ
ている食品素材です。いろいろな生理機能をたくさんもっているため、さまざま
な食品に利用されています。

 

 

 

 

難消化性デキストリンの効果

難消化性デキストリンにはすぐれた作用が数多く報告されています。
食後血糖値上昇抑制作用、脂質異常症予防、便秘予防、肥満予防、糖尿病予防、
脂質代謝を調節して動脈硬化の予防、大腸癌の予防等が確認された。さらに、免
疫強化、腸内感染の防御、腸管運動の促進作用のあることがわかりました。

日本では、食物繊維の強化表示をした加工食品にも使用されています。

食後血糖値上昇抑制

難消化性デキストリンは粘度の高い溶液をつくり、胃から小腸への食物の移行を
緩やかにします。

難消化性デキストリンには拡散阻害作用、吸水・膨潤作用、吸着作用などがあり
摂取した食物は緩やかに消化から体内吸収へと進みます。

その結果、グルコースの吸収を緩慢にして血糖値の上昇を抑えます。
熟した果物などに含まれている水溶性食物繊維(難消化性デキストリン)には、
食後の血糖値の急激な上昇の抑制作用があることがわかっています。

肥満予防

難消化性デキストリンは胃で膨らむことで胃の中の食物を大きくし、粘性を上
げ、胃内の滞留時間をのばします。結果、私たちは満腹感を得て食事の量が抑え
られるのです。

18~20歳の女子学生を対象に食事の速さと肥満の関係について調査をした結果
GI値(炭水化物が消化されて糖に変化する速さを相対的に表す数値)が高い群
ほどBMI(肥満の程度を表す値)が高くなり、食物繊維の摂取が多い群ほどBMI
の値が低いということがわかりました。

コレステロール上昇抑止

難消化性デキストリンは食物コレステロールの吸収抑制、コレステロールの異化・
代謝・排泄の促進、胆汁酸の回腸からの再吸収阻害による代謝・排泄などの作用
を促進します。

大腸がんの予防

難消化性デキストリンは腸内で発酵して短鎖脂肪酸や乳酸を生成します。発酵は
腸内のHPを低く保ち腸内環境を改善し、腸内細菌による二次胆汁酸、アミノ酸
などの発がん性物質の産生を抑えてくれます。