(引用:Wikipedia)


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植物性化学物質スルフォラファンとは

 

スルフォラファン (sulforaphane)とは、ブロッコリーに微量含まれるフィト
ケミカル(植物性化学物質)の一種です。体内の解毒酵素や抗酸化酵素の生成
を促進し、体の抗酸化力や解毒力を高めます。

 

米国大学のポール・タラレー博士による発見

 

 

がん予防の研究を専門とする米国ジョンズ・ホプキンス大学のポール・タラレ
ー博士は、さまざまな植物成分を調査した結果、ブロッコリーに含まれるスル
フォラファンにがん予防効果があることを発見しました。

タラレー博士はその後もスルフォラファンの研究を継続し、スルフォラファン
の高濃度化に取り組みました。そして、ブロッコリーの品種を選抜し、特定品
種の発芽3日目のスプラウトの状態が最適であることが判りました。

 

 

 

その発表により、米国ではブロッコリースプラウトブームが起こり、野菜コー
ナーに並ぶようになりました。なおブロッコリースプラウトにおけるスルフォ
ラファン含有量は成熟ブロッコリーの約7倍~20倍にものぼるといわれてい
ます。

 

スルフォラファンの効果効能

 

ガン予防

人体には体内に取り込まれた発癌物質を無毒化し、体外に排出する解毒酵素(第
2相酵素)が存在します。タラレーは、スルフォラファンにその解毒酵素の生
成を活性化する働きがあることを突きとめました。

 

抗酸化作用

スルフォラファンの抗酸化作用は、ビタミンCやビタミンEといった代表的な
抗酸化物質とは異なり、長時間作用し続けるという特徴をもちます。

ビタミンCが摂取後数時間でその効果を失うのに対し、スルフォラファンの効
果は約3日間持続することができます。

スルフォラファンの抗酸化作用が抗酸化酵素によるものであり、スルフォラフ
ァンがこの抗酸化酵素の生成を促すという間接的な働きをするためです。

 

肝機能

スルフォラファンが体内に潜在的に存在する解毒酵素を活性化することで、肝
臓の解毒力を高め(解毒作用)、肝機能の向上(肝障害抑制など)に寄与する、
という研究結果もあります。

 

新陳代謝

スルフォラファンは体内に摂り込まれると、抗酸化酵素の生成を促進します。
これによって、グルタチオンを抗酸化物質として損失することなくDNA合成
の材料として使うことができます。

また、スルフォラファンにはグルタチオンの生成を促す作用もある。その結果、
細胞分裂が活性化され、新陳代謝を上げることができます。

 

ピロリ菌

スルフォラファンには胃癌の原因の一つといわれているピロリ菌(ヘリコバク
ター・ピロリ)の殺菌効果が報告されています。タラレー博士の研究グループ
の一人であるジェド・ファヒー博士の研究によると、胃炎や胃潰瘍、十二指腸
潰瘍の患者から摂取した48株のピロリ菌全てに対して、スルフォラファンは
制菌・殺菌効果をあらわし、抗生物質の耐性を持った菌株でも殺菌効果がみら
れました。

また、筑波大学の谷中教授による臨床試験によって、スルフォラファンを多く
含む発芽3日目のブロッコリースプラウトを2ヶ月食べ続けたピロリ菌感染者
で菌の減少が確認されました。

 

その他

スルフォラファンには皮膚や眼への紫外線によるダメージを防御する効果や、
肝癌・高血圧・心臓病の予防効果なども報告されています。